友達ーなかやまのりこ

高校入学して、すぐに一目惚れするかのように心引かれた人がいた。どちらからと言うことも無くいつも一緒にいるようになるのにそれほど時間は切らなかった。クラスでは、幾つかの仲良しグループが形成されていたが、私と彼女(中山典子)と彼女の元々の友達三人の五人グループもその一つ。でも各グループ同士も時々はシャッフルされたりしてクラス仲間は仲良しだった。クラスマッチでは全員一致団結して応援したり、学年優勝を勝ち取って盛り上がったりした。彼女との交流は、私の人生の中での青春時代の最高の宝物だと思っている。
f:id:mf19490626gmailcom:20220920222542j:imageロマン.ローランの「ジャンクリストフ」のこと。どちらが先に読み始めたかは覚えて無いけど、彼女は子供の頃のクリストフが、階段の窓から滔々と流れるライン川を眺めて、自分の生き方に光を見いだすシーンに心震えると言った。私も同じくその部分の彫刻の挿し絵は今も手元に持っている。その一節はまだ暗記している、、萩尾望都の「ポーの一族」がいいと先に言ったのは彼女、「11月のギムナジウム」が素晴らしいと涙しながら言ったのは私だと思う。同じく昭和24年組。萩尾もとの作家才能には叶わずとも心の琴線に響き合うものを覚えていた。脱線する賀ー当時私も、漫画を描いてみたりもしていた。美内すずえ青池保子池田理代子里中満智子、木原としえ、、その錚々たるメンバーに続いてみたいなどと大それた野望を持ちかけたが、萩尾望都の才能の前に、脱落した。